山近先生はサイや象、キリンといった動物を現実にはない色で
可愛らしく描く作家です。

そもそも九谷の色の元の釉薬にはすべての色があるわけではありません。
九谷の五彩というくらいですから、古九谷の頃は黄、緑、紺、紫、赤の5色で
すべての絵を描いていました。
その後金色が加わったりしていますが、中間色など色数が絵画のように
いっぱいあるわけではないのです。

山近先生の絵にも写真のように紫のサイなど実際には無い色で描いています。
しかしそれがとても楽しく見えます。

是非山近泰先生の動物園を見に来てください。